第二十三章

キャサリンの唐突な優しさに、私は瞬時に警戒心を掻き立てられた。ハーディング家に嫁いだその日から、義母はずっと私を排除すべき脅威として見てきたのだ。

そんな彼女が私を助ける? 考えるだけで笑ってしまう。

この背後には、必ず何か企みがあるに違いない!

「いったい、私に何を望んでいるんですか、ハーディング夫人」私は冷たく尋ね、疑念を隠そうともしなかった。「ヘンリーと直接話したらどうです? 私たち、分かってますよね。あなたが本気で私を助けるはずがないって」

そのあとに落ちた沈黙が、私の直感を裏づけた。

キャサリンは洗練された利己的エリートの典型だ。自分以外の誰かを助けるなど、まして相手が私となれば...

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